BACK TO THE FUTURE PART3 未公開シーン |
デルガド鉱山での未公開シーン |
![]() 【解説】本編では鉱山でデロリアンを発見後すぐにマーティが修理書の手引きを読むシーンに飛ぶが、実際にはボロボロのデロリアンをチェックするシーンまで撮影していたよう。 タイヤがダメになっているのを観客に見せて、ホワイトホイールタイヤへ変えるフリにしようとしたのでしょう。ネットや本でたまに見かける写真ですね。 |
55年ドク、マーティに拳銃を渡す |
![]() 【解説】この銃がそのままスタートの合図に使われたと思われる。のちにマーティが1885年の世界で本物のガンベルトをぶら下げるのと対比したかったのかもしれませんね。しかし、このシーンが世界観に合わないと判断されたのかカットされました。 ちなみに、小説版ではさらに会話が続いており、55年ドクが「もし救出に失敗して、私が過去の世界で死んでしまった場合はあの野郎をやっつけてくれ」と願い、「やってやるさ」とマーティがニヤリと返すというちょっと恐ろしい会話もある。 |
やってみろ、タネン! |
![]() 【解説】ドクが「やってみろ!タネン」というシーンは、PART2のラストのPART3予告編のみで見ることができる。本編では「背中に気を付けろ」と言った後すぐビュフォードたちは走り去るが、その間に上記のようなやりとりがあった。カットの理由は不明だが、尺の都合かそれとも少しハードすぎる描写のためか。 |
タイムマシンが馬車に早変わり |
![]() 【解説】時系列でいうと、昼:ガス欠が判明。直後に6頭の馬を連れて洞穴へ。夕方:6頭の馬で88マイルに挑戦。夜:町へ戻ってくる。という結構ハードなスケジュールで動いていた(まぁ月曜まで時間がないからね)。デロリアンを馬車に見せるというアイデアは面白いが、流れとしてはカットしてよかったと思う。 |
ストリックランド保安官を殺すタネン |
【シーン説明】マーティことクリント・イーストウッドとの決闘のため町へ向かおうとするビュフォードたち。そこに町へ入れさせまいとストリックランド親子が立ち塞がる。しかし、ビュフォードの早撃ちで、銃を失ってしまったストリックランドはその場を静かに立ち去ろうとする。ところが、ビュフォードは丸腰のストリックランドを息子の前で射殺してしまう。最期、ストリックランドは息子にこう言い残した。「権威だ("Discipline")」 【解説】こちらはシーンごと丸ごと削除された。理由は作品のトーンが暗くなってしまう、息子の前で父親が殺されるのはあまりにひどいなど。またBTTFの登場人物は誰も殺されないという世界観にも合わない(既に死んでいるのは別)。そして、何よりこのシーンを見た観客は、マーティにビュフォードとの銃撃戦を望むだろうが製作陣はそれを求めていなかった。 後にビュフォードを逮捕するときにストリックランド保安官が出てこないのは、このシーンのため。後年のマンガ版などでは普通にストリックランド保安官は出てくるため殺されたという設定自体がなくなっている様子。 どうでもいいがビュフォードが銃撃した瞬間に手下も若干引いてる感じがする。さすがに卑怯すぎたか。 |
・D・W・グリフィスNEW! |
【シーン説明】ビュフォードを倒したマーティの元に人々が集まってくる。そこに1人の少年が現れ、マーティに尋ねた。「すごーい。鎧なんてどうやって思いついたの?」。とっさにマーティは「クリント・イーストウッドの映画で見たんだ」と答えると、「映画?映画ってなに?」と少年は興味津々。だが、マーティが答える前に町の人から「さぁ、行くんだ、D・W。さっさとしろ」と言われ少年は追い払われてしまう。すると1人の男が話し出す「あのグリフィス坊やをおとなしくさせようなんて無理だね」。マーティは勘づく、もしかしてあの少年が後に有名になる映画監督”D・W・グリフィス”だったのか? 【解説】映画黎明期を支えた映画監督D・W・グリフィス誕生にマーティが関わっているというネタ。シーン説明は小説版から。『ジョニー・B・グッド』のチャック・ベリーの二番煎じを狙ったかもしれないが、いかんせんシーンのタイミングがよくない。ビュフォードを倒し、さぁこれから!と言う時に、完全に物語の流れを折る展開になっていたと思うのでカットが正解だと思う。このシーンの後に、マーティにガンベルトを渡す少年が現れるが、この少年がD・W・グリフィスかは不明(設定上は残っていたかもしれないがエンドクレジットなどでは言及されていない)。 |
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