BACK TO THE FUTURE PARTIII 作品解説
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 シリーズ完結編。PART2の最後で行方不明になったドクを探すマーティの物語と思いきや、ドクとクララのラブロマンスあるなど盛りだくさんのエンターテイメント作品に仕上がっている。

PART3制作の秘話
 PART2の作品考察で話した通り、BTTFが3部作になる事が決定していた。「マーティとドクの武勇伝説を"PART3"で完結できる、それが続編を作る事を楽しみにしていた理由の一つだ」とロバート・ゼメキスが言う。
 「3本まとめてみると、それぞれが完全な3部作の一作として他のと影響しあってる。"PART2"の最後で未回答の疑問をいくつも残すというリスクを犯したが、"PART3"ですべてが解決する。それが"PART2"の6ヵ月後に"PART3"を公開をしようとした理由の一つだ。まるまる1年も待たせるのは観客に失礼だと思ったよ」とゼメキスは言うが、主演のマイケル・J・フォックスを今のうちに撮っておかなければ、高校生に見えなくなるという事情も考量してのことだろう。
 この計画を現実のものにするため、スタッフは1本の映画を背中合わせに作る事にした。関係者は"PART2"で5ヶ月間忙しい思いした後、すぐさま荷物を詰めなおして"PART3"になるだろう映画のためにさらに5ヵ月半の撮影に入ったのだ。
 これはなかなかのハード・スケジュールで、"PART3"の撮影初期、ゼメキスらは日中に北カリフォルニアでロケ撮影し、夕方、ハリウッドに飛んで深夜まで"PART2"の編集に忙殺された。これにはゼメキスは後悔している。「PART3の撮影と掛け持ちしたせいで、PART2の音響が完璧にできなかったのは事実だ。今でも、もう一度やり直したいと思っているよ。」

西部劇にした理由
 今回1885年を舞台にした理由をゼメキス、ゲイルはこう語る。
 ゼメキス「本当のところPART3はウエスタンではない。これはタイムトラベルの映画なんだ。西部に関する知識はテレビで見たクリント・イーストウッドの映画から得たものばかり、という1980年代の子どもを1880年代に送り込むとウェスタンというジャンルから新しい面が引き出される。前二作を考えると、3部作にとして成り立つ唯一の場所が西部開拓時代なんだ」
 ゲイル「なぜ1885年したかというと、カリフォルニアの歴史をそれ以上前の1700年代になるとそこはインディアンとスペイン人が走り回ってるだけで見るべきものがない。僕等が選んだのはアメリカの神話の時代なんだ。それは発見の時代であり、夢追う人たちのが成長した時代なんだ」

プロダクション・ノート
 監督ロバート・ゼメキス/製作ボブ・ゲイルによるQ&Aにも多くの裏話が載っています。
 PART2と同じメンバーに加えて新たなキャストも入れて、PART2の撮影終了後すぐさま撮影に入った。ちなみに、PART3撮影前に面白い逸話が残っている。PART3を撮影するにあたって、続編の度にギャラは上がるべきと考えたゼメキスとゲイルはギャラアップを目論んだ。そのために、まず主役2人のギャラを上げさせ、その流れでゼメキス、ゲイルも上げてもらおうと話したが見事に却下された。そこで彼らはなんとか上げてもらおうと、「ギャラを上げるまで仕事をしない」とストライキを起こす。すると、恐い噂の絶えないMCA会長から直接電話がきて脅しのような言葉を受け取る。さすがに焦った2人は弁護士に相談。弁護士の答えは「すぐさま仕事に戻るように」だった。結局2人のギャラはあがらなかったという。
 舞台が西部劇ということで、ロケ地、服装にスタッフは相当力を入れた。撮影はPART1,2で使用したユニバーサルのスタジオでは無理だと判明した。「スタジオ内の西部の町を作るには問題があった。カメラが少しでも動きすぎると1930年代のニューヨークや、キングコングが映ってしまう。もっと余裕のある場所が必要だった」と、プロデューサーのニール・カントンが述べている。そこでヒル・バレーのオープン・セットは北カリフォルニア、ソノーラに建てられた。これはいかにも映画マニアといったゼメキスらしいロケーション。というのもこの地が1919年以来、映画撮影に広く使われ、29年の『ヴァージンニアン』からPART1公開年の85年『ペイル・ライダー』まで傑作西部劇を数多く生み出した土地だったからだ。ヒル・バレーの駅は『ペイル・ライダー』のセットの流用だが、街はソノーラ史上最大規模のセットを作り上げた。ゼメキスはソノーラの撮影を終えた後、もう一つの西部劇の名所でタイム・トラベルの瞬間を撮影した。あのモニュメント・バレーである。監督はジョン・フォードに権威を表して、この地を第二のロケ地にした。なにしろ、『駅馬車』、『黄色いリボン』ほか数々のウエスタンの名作が作られた伝説の地なのだから。スタッフたちもデロリアンを馬に引っ張ってもとても速度が出ないことはわかっていたが、西部劇という事でなんとしても撮りたかった。
 スタッフは西部の装いにも凝った。"PART2"で、2015年のコスチュームをデザインをしたジョアナ・ジョンストンは、ハリウッドの衣装屋を駆け巡ったが、その結果手にしたのは、40年代から最近まで作られたウエスタンの衣装だった。彼女が求めていた由緒正しいものはそこになく、さらに探す必要があった。やがてジョンストンは当時の服の型紙を発見。"PART3"で見られるさまざまなアンティーク衣装が新たに作られたのだった。衣装に使った色は、いわゆる地味なもの。さらにジョンストンは衣装にホコリっぽい感じを出そうとした。彼女はわざわざロケ地の赤土を送ってもらい、その土に衣装がどのようにマッチするかを試してみた。この彼女の努力は無駄ではなかった。俳優達はロケ地で毎日ホコリだらけになったが、そうなればなるほど、コスチュームは西部時代の雰囲気に溶け込んでいったからだ。ちなみに、主役の三人は他の俳優とは一味違うビビットな色使いになっており、スクリーンで映るように工夫されていた。中でもクララのすみれ色のドレスは太陽を浴びるとどんどん色褪せていくので、結果想定よりも何着も作る羽目になった。音楽のアラン・シルベストリは音楽を再編集しPART3のメインテーマなど作り、またも物語を盛り上げるのに一役かった。
 今回は新たに入ったメアリー・スティーンバーゲンはレギュラー陣に引けを取らない活躍を見せた。メアリーについては監督のロバート・ゼメキスは「3部作を終わらせる為にドクのお嫁さんがどうしても必要だった。メアリーはその仕事きっちりしたと思う」と語った。今作の主人公はもちろんドク・ブラウンだ。ゲイル「マーティの家族のことは、もう描き切ったものと決めていた。PART3は物語はドクに集中しよう。誰もが想像もつかぬこと。恋に落ちるドク・ブラウンだ。こうしてPART3は、クリストファー・ロイドが映画の中で初めてキスをする作品となった。マイケルはこのときすでに30歳。しかし、それを感じさせないところが見事。また、リー・トンプソンと共にアイルランドからの移民であるシェイマス達の役作りのため、アイルランド訛りの英語を指導員つきで勉強した。さらにリーは当時の人を知るため、文献などを読み役作りに没頭した。
 結果、3部作は全て大ヒット。3作トータルの全世界興行収入は9億5758万7000ドルにも及んだ(Box Office Mojoより)。

ポスターデザイン
 今作では宣伝のタイミングが全部バッチリだったのか、どのポスターや商品でも統一されたポスターデザインが使用されている。今まで時計を見ていたマーティはカメラ目線に。

総評
 今回、マーティはあまり目立たなかったが「腰抜け」と言われても動じなくなるなど成長劇としての要素は残してある。そして、問題のドク。なんか昔の自分はマーティと溝があるように感じてたみたいけど、今はまったくそんなことは感じません。ただ、かっこよかった。
 マーティの西部劇での服は2タイプある。個人的にはスーツの方が好み。西部劇ではドクは「エメット」「鍛冶屋」といわれてる。

下のは管理人の感想を中心にしたストーリー紹介です。
感想が中心なので、一部のカットされている部分もあります。

10年以上前の学生の自分が書いたので、とても拙い文章となっています。今の自分が読み返すと恥ずかしくてしょうがない。。。

1955年11月12日

 10時3分。その時、時計台では稲妻作戦の真っ最中であった。10時4分になり、時計台に落雷してその電流がデロリアンに流れ込み、マーティは無事に1985年に戻れたのであった。成功の喜びに浸るドク。しかし、そこにもう一人のマーティが現れてしまい、それを見たドクはショックで気絶してしまう。

1955年11月13日

 ドクを家に連れて帰り、深く眠るマーティ達。マーティがホーバー・ボードに足をかけて寝るシーンはホーバー・ボードがあるのを表す為、わざとやったと思います。そこに、テレビがつき「ハウディ・ドゥディ・タイム」が始まった。それを聞いて起きたドクはテープレコーダーに昨夜の実験を語り始めた。しかし、そこで起きたマーティに気づき、ドクは現実逃避のようにトイレへ駆け込む。マーティを見たときのドクのリアクション最高です。マーティが今までの経緯を説明してやっとマーティを信じたドクだった。

 研究所でドクの手紙を読み始める55年ドク。手紙を読み始めるときのドクはとてもりりしい。そこにはタイムマシンが修理不能、ドクが鍛冶屋を経営してる、デロリアンはデルガド鉱山に埋めた、決して助けに来ないで欲しいと書かれていた。ドクに「空を飛ぶのか」と聞かれマーティは2015年とは言わず21世紀と言うはわかりやすく説明する為だろう。手紙にアインシュタインと書いてあってドクは「過去から連れてきたのかと」と思ったでしょうね。コペルニクスの前に、チェスがあった理由は三つ考えられる。1.ドクが架空の相手としてコペルニクスを使った。2.なんとなく座ってるだけ。3.ドクは本当にコペルニクスとチェスをした。

1955年11月14日

 デルガド鉱山に着き、入り口を爆破したドク。入り口の爆破はマーティは迫力あるといったがDTSで聞くと納得です。ドクがジュール・ヴェルヌが好きなのはPART3で追加したんだと思います。鉱山に入ると「ELB」と書かれた板があった。中には、修理方法の指示書と共に、70年間ずっと保管されてきたデロリアンがあった。ドクは、タイムマシンを壊す理由や、自分を図書館で調べようと言うが、あれがあれほど未来を知りたくないと言った人か?でも、あれじゃないと破った手紙を調べようとしませんよね。外にデロリアンを出し、もう帰る時にコペルニクスが墓にしがみついていた。ドクのお墓にしがみついてるコペルニクスは本当にかわいい。その墓はなんとドクの墓であった。手紙を書いた一週間後に死んだらしい。そこには"永久の愛をクララに"という言葉も書いてあった。

 それを調べる為に図書館へ行く二人。ドクは自分が死んでるのを確かめてるのは変な気持ちだったろうなぁ。殺したビュフォード・タネンと言う男はマットドッグと呼ばれ、早撃ちを得意としていたらしい。マクフライ家の写真で座ってる人はたぶんシェイマス。でも、ドクに関する事は見つからない、と思っていたが、そこには時計台の前で立っているドクの写真があった。それを見て、マーティはドクの救出を決意する。

1955年11月16日

 新しい部品がデロリアンのボンネットに置かれた。マーティはとても西部劇と思わない服装に着替えていた。そして、ドクが目的時間を手紙の書いた翌日に設定した。マーティをデロリアンに乗り、ドクの合図を待った。西部の定番文句「ハイヨーシルバー」をマーティが言ってるくれるとなんかうれしい。馬じゃなくて車に言っているけど。そして、銃声の合図が聞こえた。一気に加速し、140キロに到達。マーティは西部へと旅立った。今回のタイムスリップはスムーズにいったけどPART1のドクが25年先の未来へ行くのも予定ではあんな感じだったのかな。

1885年9月2日

 タイムスリップした瞬間にインディアンが現れたことで、PART1よりタイムスリップをマーティは実感しやすかったと思います。インディアンから逃げるマーティ。洞穴を見つけたマーティはそこに逃げ込んだ。騎兵隊も去り、ブーツに履き替えようとしたときに、燃料タンクに穴があいてるのに気づく。クマがいなかったら燃料タンク漏れで防げたと思います。クマから必死で逃げるマーティ。しかし、前が崖と気づかず、落ちてしまう。転げ落ちるマーティちょっとわざとぽかった。シェイマスが気づき、家に運んでいった。

 目が覚めたマーティ。訛っているロレインの声にホッとしていた。しかし、そこはマクフライ牧場であり、ロレインではなくマギーと言う女性だった。名前は?と聞かれとっさにマーティはクリント・イーストウッドと答える。そこへ帰ってくるシェイマス。食事をしながらシェイマスは鍛冶屋探しにとても親切にしてくれた。

1885年9月3日

 線路伝いを渡ってヒル・バレーを目指したマーティ。そして、ヒル・バレー駅に到着し、西部のヒル・バレーの観察を始めた。そこで一軒のパレス・サルーンに入った。あのドアを見たら、僕も全開にしたいと思うなぁ。マスターに鍛冶屋の事を聞こうと思ったときに、またタネン家の男が現れる。ひげがついてるトーマスもいい感じです。ビュフォードはさんざんにマーティをいじくった後、ルウに鍛冶屋のことを聞いた。その時にルウのタネンという言葉を聞いて、マーティはビュフォード・タネンであることに気づく。だが、そこでマッド・ドッグと言ってしまい、銃で撃たれるが、ムーン・ウォークでこれを回避する。人にあだ名があると、つい初対面でそれを聞きたくなる。マットドッグと言うのも仕方ない。そして、近くにあったタン壺をビュフォードに浴びせる。これにキレたらビュフォードだったが、運良く弾切れでマーティは逃げ出す事に成功した。マーティのアクションスター顔負けの動きが好きです。

 ひたすら走るマーティ。しかし、相手は馬で縄を持っているため、捕まってしまう。町中に引きずりまわされるマーティ。ビュフォード達は時計台の前にとまりマーティを縛り首にする。ビュフォードはタネン家で一番ひどい。簡単に人を殺すし。もうダメかと思ったが、誰かが縄を切った。その人物はまぎれもなくドクだった。ドクはビュフォードと馬の蹄鉄で問題が起きて、80ドルをドクに要求してきた。これが原因で死ぬとは知らないドクは金を払おうとはしない。背中に気をつけろよという言葉を残し、ビュフォードは帰っていった。「どこのバカがそんな服を着させたんだ?」「あんただよ」タイムトラベルでしかできないつっこみ。

 マーティはドクが死ぬ事を写真と共に伝えた。しかし、ドクはクララという女性を知らないらしい。ドクは私が恋をするはずないだろうとまで言った。謎の女性は市長によって判明する。今度、新しく来る女教師の名前がクララ・クレイトンだった。そこに大きな音が鳴る。バルブを回すと出てきたのは氷一個。あんな大掛かりでたった1個の氷しか出ないのに満足なドクは生活に慣れてるね。クララに出会う前に帰ろうとしたドクだが、燃料タンクに穴があいているのをマーティに言われた。ドクの顔が凍りつく。ガソリン無しじゃ時速140キロに加速するのは無理だ・・・。

1885年9月4日

 馬に牽かれ荒野を走るデロリアンはPART3を作るときに絶対作りたいとゼメキスは思ったに違いない。馬で引っ張るのが失敗し、次の作戦はアルコールの強い酒を燃料タンクに入れて、吹かしてみるが、見事に燃料タンクが吹っ飛んでしまった。ドクが冷静になって考えて浮かんだのは、デロリアンを押して140キロに加速するやり方。その時に汽笛が鳴る。機関車だ。運転手によると機関車で140キロまで加速する事は出来なくはないらしい。それに必要なのは、なだらかな直線。それに当てはまるのがクレイトン峡谷に続く道だ。下見に行く二人だが、橋は完成してなかった。しかし、ドクはタイムスリップした瞬間に1985年の峡谷の上を走っているから大丈夫だ、といった。

 その時、悲鳴が聞こえた。馬の暴走によって峡谷に落ちそうな人がいる。すぐに救出に向かうドク。間一髪で救えたその人はクララ・クレイトンであった。家に送り届けるドク達。会う約束をして別れた二人。帰る途中にドクは気づいた。クレイトン峡谷・・・あの人は峡谷に落ちるべき人だったんだ。マーティも歴史の授業で習ったと言っている。「峡谷落ちればいい、先生がいっぱいいる」と言ったマーティはまちがなくストリックランドを浮かべたはず。歴史を変えたことにショックを受けるドクだった。

1885年9月5日

 ドクは機関車でタイムスリップする方法を模型で説明し始めた。デロリアンのタイヤ交換をすぐに終えたドクはすごい。模型のデロリアンは結構似てる。"Point of No Return"書いてある看板を見たときアーティストのCHEMISTRYの歌とBTTFが繋がってる感じ(?)がしてうれしかったです。模型の機関車がデロリアンを押し進め、実験は見事に成功した。そこに、クララが現れ望遠鏡を直して欲しいと来た。ドクとクララのやりとりは、見てるこっちが恥ずかしい。そして、クララは今夜パーティーで会いましょうと言って帰っていった。

 ヒル・バレー祭りが始まった。この日から時計台は動き出すのだ。時計が動き出したときと止まるときをいっしょにいたドクとマーティうれしいだろうな。ダンスを見ていた二人だが、マーティは銃の実演販売を、ドクはクララに目がいっていて、二人はいつのまにか別れていた。マーティが「パンチが効いていてダンスにはピッタリだ」と言ったときPART1のギター爆奏を思い浮かべてしまった。そして、ドクとクララは挨拶をした後ダンスを始めた。ダンスに誘われる前のクララを見てると誘ってるようにしか見えない。マーティは銃の実演販売に誘われ腕前を見せた。セブンイレブンにゲームがあるなんて考えられないな。

 そこに、ビュフォード達が着く。ビュフォードはドクの背中にデリンジャーを当て、命の危険が迫る。そこはクララが助けてくれたが、逆にビュフォードはクララとダンスをし始めた。「ずいぶん、私を軽く見ているのね」クララがビュフォードのすねを蹴った。クララは倒され、ビュフォードはドクを狙う。それを助けたのはマーティだった。しかし、ビュフォードに腰抜けといわれたマーティは、ビュフォードの作戦に乗ってしまい決闘はする事になる。マーティはそこには僕らがいないから大丈夫と言うが、ドクの「もし、機関車が遅れたら?」の発言に固まる。実演販売してた男に銃をもらうマーティ。そこにシェイマスが現れ、マーティンという弟の話を始めた。マーティは自分にそっくりな人間だと考えて焦る。"ビスタグライド・システム"は今回は動きながらもできるようになっていて驚きました(ブルースクリーンで撮影後の合成)。マギーはマーティを変な子だと思って見てるようにしか見えない。

 その夜、ドクとクララは二人で天体観測をしていた。話していくうちに二人ともジュール・ヴェルヌが好きだとわかり、ひかれ合う二人。クララが「初版が出たのは10年前よ」と言われたら、すぐにうまく答えられたドクがうらやましい。そして、二人は唇は重ねていった。

1885年9月6日

 朝起きるとマーティはドクがいない事に気づく。ふと、目に入ったガンベルトを見て西部劇ごっごをはじめるマーティ。そして、町へでた。マーティが歩いてる後ろで時計で遊ぶ子どもが面白いで見てください。ドクを見つけたマーティはデロリアンを早く運ぼうと言った。ドクはいい気分でいたのに、邪魔したマーティを邪魔と思ったと思います。昨日の決闘のせいでお墓の写真がマーティになる可能性が出たのに、ショックを受けるマーティ自身。ドクは「悪口を言われてカッとなる性格はやめろ」と忠告する。

 夜になり、デロリアンを運び出した二人。だが、ドクはクララを愛しているからこの世界に残ると言い出す。マーティは自分の思い通りに歴史を変えるのは良くないと言う。ドクはそれで気づき、一緒に未来に帰ることになった。ドクはクララにお別れを言いに行こうと決意する。

 ドクが家に訪れたとき、クララは後ろにマーティがいたか確認します。邪魔者扱いのマーティ。ドクは「私は未来から来た」と伝えるがクララに信じてもらえる所かフラれてしまった。平手打ちをくらうドクがかわいそう。絶望のドクはパレス・サルーンに言って人々に未来の事を話し出す・・・。その後の酒場のドクはもっとかわいそう。

1885年9月7日

 朝になり、またドクがいない事に気づき、急いで町に向かうマーティ。一方、ドクは未来の話を続けていた。マーティはパレス・サルーンにいるドクに気づき、未来に帰るんだとドクに叫ぶと、ドクは正気に戻り、最後にウィスキーを一杯飲んだ。その瞬間テーブルに倒れるドク。本当に酒に弱いのだ。こんな男にはブラックコーヒーもダメと言うとマスターは目覚ましジュースを作り始めた。それを飲んだドクは飛び上がって外にある馬の水桶に頭を突っ込んだ。しかし、まだ起きない。マスターの話だと10分すれば起き上がるらしい。必死で起こすマーティ。そこにシェイマスが現れる。

 8時前だが、ビュフォード達が来てしまった。戦いを拒むマーティに、パレス・サルーンから野次が飛ぶ。パレス・サルーンの人たちはお金をかけてもいない(と思う)のに決闘が楽しみだから、あんなこといえるのかぁ。シェイマスだけ決闘しなくていいと顔をずっとしてる。拳銃を持ち、みんなから侮辱されまくったマーティだが、それに耐えた。マーティはよく腰抜けと言われたのに耐えた。人間って変われるんだね。ドクも目覚めて、裏口から逃げようとするが、ビュフォードの部下に見つかってドクが捕まってしまう。

 一方、クララは昨日のことでこの町を出る事にした。機関車に乗ると後ろで昨夜のドクのことが話されていた。商人の話を最初聞いてるときはクララは「エメットもそんな人だったらよかったのに」と思ったでしょうね。その話はエメットの事だった。もうどこまでもついて行こうと決意したクララは機関車を止め町へ戻った。

 ドクを助ける為に決闘に挑むマーティ。しかし、ビュフォードの「抜け!」の言葉に「いやだね。話し合いをしようじゃないか。」というマーティ。首をフリフリしてるのドク達は好きです。もちろん、ビュフォードは銃を抜いてマーティを撃つ。ビュフォードは銃の扱いには慣れてるは本当ですね。マーティの心臓に綺麗にヒットしてます。ビュフォードが近づいていくとマーティは右足で銃を取り、立ち上がった。ビュフォードは腹に殴るが痛がる。なんとマーティはお腹に鉄板を入れてたのだ。思いきり鉄板に殴ったビュフォードは指折れている。シェイマスは大事なところを見逃したちょっと損な人。そして、形勢は逆転。マーティはビュフォードを殴って最後は肥やしに突っ込ませる。マーティの殴ってるところ気持ちいいです。写真の墓石も消えた。これですべて完璧だ。マーティはガンベルトをシェイマスにあげた。クララはドクの店に行きタイムマシンを発見する。

 急いで列車に向かう二人。なんとか列車に乗り込み急いで先頭に向かう。「科学の実験だ」というところはドクらしい。列車の強奪に成功し、後ろの車両を切り離し、デロリアンの所まで来た。あとは140キロ行くか、行かないかだ。機関車が出発したと同時にクララを追いついてきた。機関車には促成燃料を3つ入れ、釜を良く燃えるようにしてあり、緑、黄色、赤の順に爆発する。クララが列車に捕まった瞬間、緑が爆発した。ドクはデロリアンに移動する為、歩きだした。クララはドクを必死で叫ぶが聞こえない。そこで黄色が爆発した。クララは何とか運転席に着いた。と、上を見ると汽笛を鳴らす紐が。

 突然の汽笛の音。ドクが振り返るとそこにはクララがいた。こうなったらクララも一緒に連れて行くしかない。ドクはクララを自分の方向に来るように言った。そして、二人がもう少し手が繋がるという時に、赤が爆発してしまう。クララはドレスが引っかかっているだけで非常に危険。そこでマーティはドクにホバー・ボードを送った。ドクはキャッチに成功。クララを救出して、列車から離れていった。考えてみると140キロにあがる自体は結構かんたんだったかもしれない。そして、140キロ到達。デロリアンは無事にタイムスリップした。機関車の爆発は今のと比べる迫力がない。

1985年10月27日

 1985年の線路を渡っていたデロリアンだが、列車によって破壊されてしまう。マーティは家に帰ると、家族全員が元の人間に戻っていた。ジェニファーを迎えに行くため、新車にのって向かうマーティ。目覚めたジェニファーと共に、ドライブしていると、ニードルスが現れマーティにレースを持ちかけた。マーティが、トラックレースをしようとしたときは怖かった。やめろ!とずっと思ってました。ニードルスってバカっぽいですよね。しかし、今回の旅で腰抜けに動じなくなったマーティは事故を未然に防いだ。デロリアンが破壊された所に行くと、なぜか遮断機が下がっていく。そこに突然、機関車のタイムマシンが。ドクが現れたのだった。PART2で心配されてたアインシュタインですが特に活躍の場がなかったですね。時の旅人になったドクの服装、微妙な服ですよね。ドクの名言「君達の未来はその紙のようにまだ真っ白ってことだ。誰の未来もな。未来は君達自身で作るんだ。素晴らしいものにしなくきゃ、君達2人で!」あのときのクララの笑顔を見てください。本当に素敵です。ドクが好きになる気持ちもわかる。ドクはマーティに写真を渡すと、どこかの世界に旅立っていった・・・。

THE END

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