BACK TO THE FUTURE 細部考察 |
・オープニング |
![]() コストを削減したといえ、長回し1テイクのこのシーンを撮影するためスタッフは苦労した。時計の振り子をスタッフ総出で押さえて撮影が始まると同時に離したりしてたのである。さらに、自動エサやり機からエサがうまく落ちない事態も発生。そのためカメラの見えないところからバーナーで熱を与えて落としていた。 |
・つながり |
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・ドクの家 |
![]() 自宅焼失とタイムマシン開発費の関連については「登場人物」のドクを参照。 |
・金がない |
![]() そのすぐ右下に重要アイテムとなるビクターのビデオカメラが無造作に置いてある。 |
・CRM114 |
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・音効テクニック |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ボブ・ゲイル曰く効果音などの音のサウンド・エディターを務めたチャック・ニリー(Chuck Neely)は、劇中で大きな音が鳴り響くと、その裏に犬を鳴き声を入れると言うテクニックがあるという。と言うことで無駄にPART1で犬の鳴き声が入っているシーンを調べてみた。 ①まずはドクのガレージでマーティがアンプにスイッチを入れたシーン ②マーティが高校から帰ってきてリヨン団地の入り口に入るシーンの最後あたり ③1955年でマーティがピーボディの納屋に突っ込んだ後 ④マーティがロレインの父親に車で引かれた後 ⑤ドクが未来の世界へタイムスリップした後、マーティが家に入るシーン ⑥未来から戻ってきたドクがゴミ箱をあさるシーン これ以上はないと思っている。吹き替え版では鳴き声がカットされている場合もあるので、聞きたときは英語版で。チャックは後にPART2と3も担当しているので、そちらでも犬の鳴き声が入っている箇所がある。 |
・サングラス |
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・アポロ計画 |
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・運転手 |
![]() ちなみにスコットは映ってはいないがPART2の未来でのホバーボード追いかけっこでも、マーティが捕まったジープを運転していたのは彼だった(完全大図鑑より)。 |
・スタッフお遊び1 |
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・パロディ |
オーディションの審査員でマーティに「うるさい」と言う審査員は主題歌『パワー・オブ・ラヴ』を歌ったヒューイ・ルイス本人。この落選のアイデアは本人発案のアイデア。実体験どうかは不明。 |
・ヒル・バレーにあるお店たち |
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・スタッフお遊び2 |
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・トヨタ |
マーティがほしがってた4×4はトヨタ車。ほかにも日本車がたくさん登場している。 |
・男はみんな・・・ |
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・飲酒だろ? |
自動車事故の理由を「欠陥車だからだ」と言うビフ。だがビールをもろにかぶった言っているため飲酒が原因。 |
・へってる飴 |
![]() ![]() マーティの家にあった飴は、ビフが取るとき明らかに量が半分くらい減っている。 |
・卒業写真 |
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・大好き |
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・写真NEW! |
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・2本が1本に |
![]() ![]() タイムマシンの実験を行った「TWIN PINES MALL」。ここはマーティが1955年タイムスリップ直後にピーボディ牧場の松を1本折ってしまったため、後にマーティが1985年に戻ってみると「LONE PINE MALL」に変わっている(松のイラストもしっかり減っている)。 |
・中心地移動 |
1955年では町の中心は時計台周辺だが、85年では「TWIN PINES MALL」が町の中心地になっている。 |
・怖くて来ないって |
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・アインシュタインが運転するデロリアン? |
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・ゼメキスのテクニック |
デロリアンがタイムスリップした直後、マーティとドクは行ったり来たりしながら会話を進めますが、これはゼメキスが2人の身長差を意識させないための遠近法を使ったテクニック。後の1955年のヒル・バレー高校内でのマーティとドクの会話でもこの手法を使っている。さらに、続編のPART2でも1955年でのリヨン団地前の会話シーンでも同じテクニックを披露。 |
・1分20秒 |
アインシュタインを1分先に送ったというが正確には1分20秒後に戻ってきている。さらにマーティが過去から帰ってきたときも午前1時24分丁度ではなかった(車から出てきて時計を確認するときにやっと1時24分になっている)。タイムマシンはそこまで正確ではないということ? |
・誰に向けて? |
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・ワールドシリーズの勝敗 |
ドクが未来を旅立つ前に「25年分のワールドシリーズの勝敗も」と発言するが、もちろんボブ・ゲイルたちはこの時にPART2でスポーツの勝敗が重要になるとは夢に思ってなかった。 |
・タイムスリップできない? |
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・血迷うマーティ |
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・リヨン団地 |
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・プルトニウムメーターの正確な位置 |
![]() ![]() プルトニウムがゼロと表示されるこちらのシーン。マーティが後ろを振り向くのでメーターが助手席の後ろにありそうですが、実際には助手席前のダッシュボードの上に置かれている。 |
・ミスター・サンドマン |
マーティが1955年に訪れると流れるフォー・エイセスが歌う『Mr. Sandman(ミスター・サンドマン)』。こちらの曲が選ばれたのはロレイン役のリー・トンプソンが1955年の10代の若者になりきろうと聞いていたのがきっかけ。この曲を聞くとリーはロレインが持つ異常な偽りの純粋さを保つことができ、また当時のアメリカに流れていた間の抜けた雰囲気をつかむことができたそうだ。それを聞いたゼメキスは「よしわかった!君がそんなに歌い続けるなら、映画のどこか使わなきゃ!」と選ばれた。 |
・大統領 |
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・ひかれる |
全シリーズ共通ネタ。新しい時代へ行くと必ず何かにひかれそうになるマーティ。今回は1955年で本当に車にひかれそうになる。 |
・ガソリンスタンド |
1955年のガソリンスタンドに従業員が4人現れるが元々は1人の予定だった。ロバート・ゼメキスの思いつきでその場急きょ4人になったという。 |
・大変身 |
![]() ![]() マーティがルウの喫茶店に入る直前に市長レッド・トーマスの宣伝カーが通るが、最初は拡声器が2つあったのに画面が変わると1つになっている。同じく屋根にある看板が最初と向きが変わっている。 最初のはエリック撮影時のカットで、2カット目がマイケル・J・フォックスで後日撮り直したため? |
・ビフの車 |
![]() ちなみに、画像の左にいる自転車に乗っている青年はヒル・バレー高校の制服を着ているかと思います。その制服については後ほど解説。 |
・救命胴衣 |
マーティのダウンベストは1985年だと立派なファッション。しかし、1955年ではファッションにはなっておらず救命胴衣にしか見られない。 |
・名前の打ち間違いはよくある話 |
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・アラーム |
マーティが電話をかけてる時に腕時計のアラームがなるが、1955年では腕時計にアラーム機能がついていないため店長が不思議がってマーティを見る。 |
・食い違い |
![]() ちなみに、このネタは撮影前にペプシ側からコカ・コーラの「タブ」を使用しないでくれと頼まれたが断っている。どちらも80年代にはアメリカで流行った飲み物だが日本では未販売。ついでにPART3が公開した1990年ごろには既に古い飲み物になっていたという。 |
・マクフライ家とタネン家 |
全シリーズの共通ネタ。新しい時代に行って、店に入ると必ずタネン家と出会うマーティ。今回はルウの喫茶店で若いビフがジョージに話し掛ける。 |
・ウィルソン市長 |
1955年だと喫茶店の定員をしてた黒人のゴールディ・ウィルソン。30年後には見事市長になってます。それを知ってたマーティはウィルソンに「そうだ!市長になるよ」と思わずアドバイス。 |
・3Dメガネ |
ビフの手下の一人がつけていたのは3Dメガネ。当時の3Dメガネとは立体映画を見るために作られた赤と青のレンズフィルターが入っているメガネのこと。昔はよく雑誌の付録に付いていたけど、今の若い子には想像つかないかな? |
・のぞき |
1985年のマクフライ家の長年の疑問だった「車にひかれる前ジョージは道端で何をしてたか?」。その正体はのぞきでした。 その見られた相手はロレインなのか違う人なのかずっと疑問だったのですが、デアゴスティーニの『週刊バック・トゥ・ザ・フューチャー デロリアン』第9号にてハッキリとロレインをのぞいていたと書かれていました。のぞいた相手に惚れられるなんてなかなかの経験する予定だったんだな、ジョージ。 |
・うなされる |
全シリーズの共通ネタ。寝込んだマーティが話し掛けてくる人を母親だと思い話すが、毎回飛び起きることになる。今回は相手が若いロレインでまだ1955年にいる事を知り起きる。 |
・カルバン・クライン |
ロレインがマーティの名前と勘違いしたカルバン・クライン。当時はまだ会社は無く、下着にブランド名を入れる習慣も無かった。公開当時、ヨーロッパではカルバン・クラインの知名度がなかったためイタリア・スペインでは「リーヴァイ・ストラウス」、フランスでは「ピエール・カルダン」と様々なブランド名に変更されたのこと。 |
・ロレインの性格を表す |
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・帽子 |
![]() ちなみに食事という事で母親ステラが2回も帽子を取るがその度に被り直すミルトンがかわいい。 |
・ジョーイおじさん |
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・テレビの今と昔 |
1955年ではまだテレビはとても高価なものであり一家に一台あればいいほうだった。そんな時代にマーティが「2台持ってる」と言うので、ロレインの母親はもちろん信じられなかった(実はこの時代に2台持っている人物がいるがそれはPART3にて)。1955年では再放送と言う言葉もまだない。 |
・ハネムーナーズ |
ロレインの家のテレビで流れていたのはジャッキー・グリースン出演する有名なコメディ番組『ハネムーナーズ(The Honeymooners)』。1985年のマーティの家で再放送されていたが、1955年では新番組。再放送を見ていたマーティは新番組のネタを先にしゃべってしまいみんなが怪訝な顔をすることになる。日本人的な感覚だと「8時だよ!全員集合」のオチを先走って言うような感覚ですかね。 放送されていた「宇宙から来た男」のエピソードは実際には1955年12月が最初の放送だと言う(つまり11月5日だと本当は放送していない)。 |
・ケネディ |
マーティがロレインの両親に道を訪ねた際に思わず口にした「ジョン・F・ケネディ通り」。多分ケネディが亡くなってから名づけられた通りだと思うが、55年ではケネディはまだ上院議員で大統領にもなっていない。 |
・ドクはドク |
55年ドクが透視装置でマーティの頭を透視する際に話を一切聞かなかったが、その前の1985年のデロリアンの実験の際もドクは最初マーティの質問に一切答えなかった。やっぱり歳が変わってもドクはドクである。 ちなみに、あのドクの自宅の外観と内観はそれぞれ別のロケ地なのですが、主役交代など延々と撮影が伸びている間に内観のロケ地がとうとう売り出されてしまったそうです。これでまた新たなオーナーから買い直したり、交渉したりすれば製作費がまたかかってしまう!そこで買い取られる前の2日間でささっとと撮影を行ったとの事。その際にロケ地の状況を伝えて、マイケルのスケジュールに都合をつけてくれた『ファミリー・タイズ』のプロデューサーには非常に感謝しているとゲイルは語っている。 |
・心当たりがないわけではない |
マーティに「タイムマシンを作ったんだ」と言われた時に、ドクはおでこの傷を触っている。 |
・俳優が大統領 |
ドクから1985年の大統領を聞かれたマーティが「ロナルド・レーガン」と答えると、俳優が大統領になれるわけないとドクが小バカにし始めます。副大統領のジェリー・ルイスは歌手ディーン・マーティンとのコンビで50年代に大人気を誇ったコメディアン。ジェーン・ワイマンはレーガンの最初の妻で55年の時点で既に離婚していた。財務長官のジャック・ベニーも人気コメディアンで50年代には人気テレビ番組のMCで活躍していた。 85年当時大統領だったレーガンはこのシーンを大変気に入り映写技師に何度も巻き戻させて繰り返し見たという。そして1986年の一般教書演説ではPART1のラストのドクのセリフ"Where we're going, We don't need roads(これから行く先に道なんてものは必要ない)"を引用して「我々が向かう先に道なんて必要ない」と演説まで行っている。当時の映像がこちら(再生したら該当箇所から始まります)。 |
・大事な所なのに |
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・改めて解説 |
![]() ・アイザック・ニュートン(物理学者):万有引力の発見者 ・ベンジャミン・フランクリン(物理学者):凧を使って雷が電気であることを証明 ・トーマス・エジソン(発明家):白熱電球・蓄音機などを発明 ・アルベルト・アインシュタイン(物理学者):相対性理論の発見者 |
・写真 |
全シリーズ共通ネタ。未来が変わっているかの重要な手がかりになる写真や新聞。今回はジョージとロレインが結ばれないと、マーティら兄弟の存在が消えてしまう。 |
・ヒル・バレー高校の制服 |
![]() ![]() ![]() 1955年のヒル・バレー高校には制服があったりする。制服と言っても赤と白のジャケットのこと。マーティとドクが学校に訪れた際に、実際に着ている生徒が何名かいる。1番簡単な人はジョージのケツを蹴る集団の真ん中の生徒が着ています。 先ほどの喫茶店の前を自転車で通り過ぎた生徒も同じ服を着ているのがわかりますね。 |
・スタッフお遊び3 |
![]() ちなみに、ロン・ウッドワードとはスタッフの名前を拝借した内輪ネタ。その正体はKey Gripを担当したロナウド・T・ウッドワード(Ronald T. Woodward)。 |
・スタッフお遊び4 |
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・本当に好きなんだね |
![]() ルウの店ではてっきりロレインに声をかけるまでの時間を作るために「ミルク…(と見せかけて)チョコレート」としていると思ったのですが、いつもお決まりの飲み物だったんですね。そりゃ出てくるのが早いわけだ |
・スキンヘッドがマッチを咥える? |
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・ヴァン・ヘイレン |
![]() 流された楽曲はエリック・ストルツとリー・トンプソンが主演した『The Wild Life/ワイルド・ライフ(日本未公開)』の為に書き下ろされた曲『Out The Window』。アルバム等は収録されていないかなりレアな曲。DVD等の特典映像「秘密の扉」では『Donut City』を使用したと書かれているのが間違いである。 > |
・パロディ2 |
ジョージを説得する為に放射能防護服を着たマーティは以下のように名乗る。「わが名はダース・ベイダー。バルカン星からやってきた宇宙人だ」。これはもちろんスター・ウォーズのダース・ベイダーを始め、スター・トレックのバルカン星とバルカン人の挨拶のポーズをそれぞれパロディしている。さらに、英語だと宇宙人を"Extra Terrestrial=E.T."と表現しているのでE.T.もパロディしているかも。 |
・ダースベイダーの力? |
![]() ついでにジョージの後ろには後に出てくる手押し車で遊んでいる子供たちが映っている。まだこの時代にスケートボードはなかった。 |
・エリック使用カットNEW! |
![]() ![]() ![]() ![]() ビフがよそ見をしている間にマーティが殴るこのシーン。実はマイケル・J・フォックスの前に、マーティを演じていたエリック・ストルツの殴ったカットが使われている。画像2枚目を見るとビフの目線がマイケルのマーティより明らかに高く、数フレームだがエリックも見切れている。 現在唯一わかっているエリックが映っているカットであり、ネットではテロリストから逃げるためマーティがデロリアンに飛び込むシーンもエリックで撮影したものと言われているが間違い(それを撮影する直前にエリックは降板している)。 ところが、Netflixオリジナルの『ボクらを作った映画たち』シーズン2のBTTF回で、編集のハリー・ケラミダスは「このカットはマイケルの時に撮り直ししたものでエリックではない」と主張している。しかし、このカフェのシーンはエリック時に撮影されたものと巧妙に繋ぎ合わせているようで、例えば3枚目の画像にある「女性のカーディガン」や「かかっているコート」、「右下の5が特徴のポスター」はおそらくエリック時代に撮られたもの。次のマイケルが映るカットになると、再撮影のためか先ほどの3ヶ所の色や場所が変わっている。このように「このカットはエリック時」、「このカットはマイケル時」と細かく切り貼りしていたら、エリックが映っているカットが紛れ込んでも気付かないのではと個人的には思っている(ちなみに、ビフ役のトーマス・F・ウィルソンは殴られたのエリックだけと証言している)。 |
・追いかっけこ |
全シリーズ共通ネタ。宿敵タネン家との追いかっけこ。今回はスケボーに乗ったマーティと車に乗ったビフが対決。結果はマーティの大勝利。 |
・練習通りに |
![]() またこのシーンで印象的なスケボーから出る火花ですが、ゼメキスが撮影終了後にその案を思いつきスケボーに花火を仕込んでわざわざ再撮された。 |
・くせ |
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・エリック使用カット? |
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・肥やし |
シリーズ共通ネタ。タネン家は必ず肥やしに突っ込む。今回はマーティを肥料トラックに突っ込ませようとするが回避され、逆に手下と共に突っ込んでしまう。 |
・ドクの白衣 |
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・これが設計図 |
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・あの模型セット |
![]() ![]() ドクがマーティに稲妻作戦の説明するために作った模型セットですが、よく見るとケチャップや塩のビンやコーラのビンなど身近ものが利用されているのがわかる。 この身近なビンなどで模型を作るネタはスーパートランプと言うバンドの『ブレックファスト・イン・アメリカ』のジャケット(隣の画像)を参考にしたそう。 |
・考えてみれば |
![]() というかドクがマーティ、ジェニファー以外と多く会話するのはPART3から(ビフにいたってはザ・ライドのみ?)。 |
・ジョージの手の早さ |
![]() ![]() マーティとジョージが裏庭でダンス・パーティーの作戦を話しているとき、最初はマーティの左胸ポケットの上の押さえが中に入っているが、ジョージの後ろを通ると外に出ている。 また、マーティがロレインの体を触ると話するときに、ジョージがちょうどよくブラジャーを持ってくる。 |
・ワイロ |
稲妻作戦の準備中に警官にデロリアンのことを聞かれた際、ドクは使用許可書としてお金を渡している(未公開シーンより)。 |
・3D |
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・マーティの忠告 |
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・映画ですから |
ジョージとロレインのキスに花を添えた『アース・エンジェル』。この曲はジョージとロレインがキスをした瞬間から、バンドメンバーにはいないオーケストラの壮大な音楽が入ってシーンを盛り上げている。よくよく考えてみるとおかしいこの不自然さに対してのボブ・ゲイルの説明が痛快。「映画だからね」 |
・ジョニー・B・グッド |
『ジョニー・B・グッド』を歌うマーティはこの映画屈指の名シーン。実際にはマイケル・J・フォックスの声ではなく、マーク・キャンベルという人が歌っており、マイケルは口をあわせただけの吹き替え。ギターのソロもティム・メイが弾いている。だが、主演マイケルも必死に練習し完璧に演奏できるようにした。マイケルは撮影前にカメラマンのディーン・カンディに自信を持ってこう語った。「僕の手を撮っていいよ。曲とぴったり同じに引くつもりだからね」 これはどうでもいいけど、よく見るとマーティが壊れ始めても一番右にいる黒人のバンドメンバーは最後までノリにのっている。 |
・パロディ3 |
『ジョニー・B・グッド』を演奏してるマーティの裏で、ボーカルのマーヴィン・ベリーが誰かに電話をかけているがその相手はロック歌手チャック・ベリー。従兄弟のマーヴィン・ベリーから電話越しでマーティの音楽を聞いたチャック・ベリーが「ジョニー・B・グッド」を世に出したというパロディ(史実は1958年にチャック・ベリーが発表)。 マーヴィン・ベリーを演じたハリー・ウォーターズJrは当時、チャック・ベリーの音楽が「白人の少年」から生まれたという設定が問題視されるか不安だったと言う。案の定ゲイルたちには「白人が黒人の音楽を生み出したというのは差別だ」という批判が集まり非常に困った。あくまでもジョークでもちろんそこまでの意味はない。 |
・有名ギタリストのオンパレードNEW! |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 演奏が後半に入るとマーティは様々なギタリストの演奏をマネしている。チャック・ベリーの有名なダックウォーク、ザ・フーのピート・タウンゼントの風車のような腕回しやアンプ倒し、AC / DCのアンガス・ヤングと同じ寝っ転がっての演奏、ザ・ベンチャーズのテケテケ奏法、ジミー・ヘンドリックスやジミー・ペイジのようなギターパフォーマンス、そして指の立てての演奏はヴァン・ヘイレンである。 |
・ズームイン! |
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・次の世代 |
爆奏したあとマーティが「次の世代に流行る」というが、ジョニー・B・グッドは3年後の1958年には発表されている。あくまでもマーティが言ったのは曲だけでなく演奏のノリを含めての発言。 |
・しっかり入れてる |
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・ペンキ |
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・タイムサーキット故障しちゃうよ? |
1985年のドクを助けるため10分早くしようとしたマーティですが、キーパッドをむちゃくちゃに押している。さらに正確には10分ではなく11分早くしている(午前1時35分⇒午前1時24分)。 |
・こっそり未来から拝借 |
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・パロディ4 |
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・壊れてる |
稲妻作戦の途中でドクが時計台の足踏み場を壊したが、それはちゃんと1985年、2015年でも壊れたままである。 |
・緩急つきすぎ |
ドクが揺れるケーブルを掴もうと待っている時、ドクがアップの時と時計台の全景の時ではケーブルの揺れる幅が違う。 |
・時計台の数字 |
![]() ![]() 時計台の文字盤の数字で間違いが一つある。それがローマ数字の「4」。実はローマ数字の時計では4の本来の表記は「IIII」が正しい。右のドクが置いたスタート合図の時計の4は確かに「IIII」と書かれているのがわかる。だが、そこまで知らなかったスタッフは「IV」と表記してしまっている。 ジゴワットのミスは有名ですがこんなミスもしてたんですね。とはいえ、4の本来の表記が「IIII」っていうのはトリビアレベルの常識なので仕方ないことだと思いますが。 |
・アトミック・キッド |
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・まさかの小道具 |
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・勇気を出して |
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・未来の変わったジョージの顔 |
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・残したまま |
![]() また、このシーンでのドクの有名なセリフ「道だ?未来にそんなのもの必要ない(Roads? Where we're going we don't need roads.)」。脚本上は「need」が「use」となっており「これから行く先には道は使用しない」となっていましたが、現場で書き換えられました。ちょっとした違いですが大事なことです。 |
・マメですね |
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・TO BE CONTINUED |
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